この記事の要点
- このページは 診断をするものではありません。診断ができるのは医師だけです
- パニック発作はつらいですが、 それ自体で命に関わることは通常ありません。数分でピークを越えます
- パニック症は、治療で症状が大きく和らぐことが多い状態。我慢せず相談を
数分で治まる
発作のピーク
治療で和らぐ
我慢しない
診断しない
医師に相談を
発作が起きたら(今すぐ)
突然の動悸や息苦しさに襲われたら、まず 「これは発作で、時間が経てば治まる。命に関わるものではない」と思い出して ください。そして、息を「吸う」より「吐く」を長くします。安全な場所に座り、過ぎ去るのを待ちます。発作のピークは数分〜十数分で越えていきます。
パニック症とは(一般的な知識)
パニック発作は、突然の強い動悸・息苦しさ・めまい・「このまま死ぬのでは」という強い恐怖などが、前触れなく起きるものです。こうした発作を繰り返し、「また起きたらどうしよう」という 予期不安 で生活が制限される状態を、一般にパニック症(パニック障害)と呼びます。
- 発作は数分でピーク: つらいが、通常はやがて自然に治まる
- 予期不安: 発作への不安が、外出や行動を避けさせる
- 体の病気との見分けが必要: 初回や胸痛時は、まず内科などで確認を
パニック症は、 薬物療法や認知行動療法などで大きく和らぐことが多い 状態です。ここに書いたのは一般的な知識で、診断ではありません。
やらない方がいいこと
- 「また起きるかも」と恐れて、外出や行動をすべて避ける
- 発作を「気合い」で抑え込もうと力む
- つらさを我慢して、相談・受診を先延ばしにする
- 初めての強い胸痛・呼吸困難を、自己判断で放置する
付き合い方の、4ステップ
発作時の対処を決めておく
お守り
「吐く息を長く」「これは時間が経てば治まる」と、対処を先に決めておきます。パニック対応カードに書いておくと、いざという時に迷いません。
まず体の病気を確認する
安心のため
動悸や胸の症状は、初回や強い時には内科で他の病気がないか確認すると安心です。体に問題がないと分かることも、不安を減らします。
避けすぎないようにする
予期不安対策
怖くて避ける場所が増えると、行動範囲が狭まります。無理のない範囲で、少しずつ慣らしていくことが回復につながります(専門家と進めるのが安全です)。
専門家に相談する
治療で和らぐ
繰り返す発作や予期不安は、受診ガイドを参考に心療内科・精神科へ。治療で大きく楽になることが多い状態です。
やらなくていいこと
発作を一人で抑え込まなくて大丈夫。「治まるのを待つ」「専門家に頼る」で十分です。
- 発作を、気合いでねじ伏せる
- 怖い場所を、すべて避け続ける
- 自分で病名を確定させる
少し落ち着いたら考えること
動悸が気になるなら動悸が不安なときに、息苦しさなら息苦しさを感じる時に、不安の傾向を知りたいなら不安タイプ診断も参考にしてみてください。