この記事の要点

  • 不安を「消そう」とすると、かえって強くなることがある
  • 3分でできるセルフケアは、呼吸・グラウンディング・書き出しの3つ
  • うまくできなくて大丈夫。1分でも効果はある

3分

まず試す時間

3つ

今すぐできる手順

0円

必要な道具

まず、今すぐできること

頭がいっぱいで何もできない、という状態のときに最初に試してほしいのは、考えるのをやめさせる方法ではなく、体から先に落ち着かせる方法です。

一番手っ取り早いのは呼吸です。4-7-8呼吸法を1分だけ試してみてください。吸う時間より吐く時間を長くするだけで、副交感神経が働きやすくなり、体が「いま危険ではない」と判断しはじめます。

なぜ「不安が止まらない」になるのか

不安は本来、危険を察知して身を守るための機能です。問題は、具体的な危険がなくても、ぼんやりとした想像で同じ反応が起きてしまうこと。さらに「これを何とかしなきゃ」と頭で解決しようとすると、不安について考える時間が増えて、より不安が強くなる、というループに入ります。

つまり、考えるのをやめさせようとするより、いったん体に意識を向けてループを止める方が早いです。

やらない方がいいこと

  • 原因を完全に突き止めようとする(余計に思考が深くなる)
  • SNSで似た悩みの人を探し続ける(同じ場所をぐるぐるする)
  • 気合いで乗り切ろうとする(不安は意志で消せない)
  • 「何で自分はこんなに弱いんだ」と自分を責める

3分でできる3つの手順

  1. 呼吸を整える

    1分・体から落とす

    呼吸タイマーを1分だけ使う。「ちゃんと吸えてない」「眠くなる」など、思考が出てきても気にしないでください。途中で気がそれても、また呼吸に戻ってこられたら十分です。

  2. 今の場所に意識を戻す

    1分・思考から離れる

    5-4-3-2-1グラウンディングを使います。見えるもの、触れているもの、聞こえる音…と感覚を順番に確認するだけです。

  3. 不安を外に出す

    1分・頭の中を空ける

    不安を書き出すツールに、頭の中にあるそのままを書きます。整った文章にしなくて大丈夫です。

今日、やらなくていいこと

  • 不安の原因を完全に解決する
  • 明日のことを決める
  • 誰かに連絡を返す
  • 部屋を片付ける
  • 「自分なんかが」と反省する

少し落ち着いたら考えること

少し体が落ち着いたら、自分の不安がどんなタイプか見てみるのも参考になります。不安タイプ診断で5つのタイプから自分に近いものを把握すると、合うセルフケアを選びやすくなります。

相談したほうがいいサイン

ひとつでも当てはまる場合、ひとりで抱えずに相談窓口に連絡してみてください。受診ガイドも参考になります。