この記事の要点

  • 「行く・行かない」の二択にしない、間にいくつか段階を入れる
  • 今日の判断と、明日以降の判断は別々に決めていい
  • 休む選択は、サボりでも甘えでもない

今日

範囲を絞る

4段階

行く / 遅刻 / 早退 / 休む

OK

一度休んでも大丈夫

まず、今この瞬間できること

体が動かない、起きても胸が苦しい、というとき、無理に学校の準備を始めようとする前に1分だけ呼吸を整えるのが効率的です。ボックス呼吸で 4-4-4-4 のリズムを取るだけで、頭が少しクリアになります。

そのあと、「行くか・行かないか」を一気に決めるのではなく、次の15分でやれることを1つだけ決めてください。 顔を洗う、水を飲む、その程度で構いません。

なぜ朝、行けなくなるのか

人の体は、朝に「動く準備」をします。心拍が上がり、神経が活発になる。これは本来、自然な反応です。

でも、学校で強いストレスがあるとき、この朝の切り替わりが「危険な場所に向かう体の警報」として体感されることがあります。動悸、お腹が痛い、頭痛、涙が止まらない、といった症状は、この警報のサインです。

「気が弱い」「やる気がない」ではなく、体がそう反応している、ということ。意志の問題ではありません。

朝にやらない方がいいこと

  • 「今日休んだら、明日はもっと行きたくなくなる」と将来を心配する
  • SNSで楽しそうな同級生を見る
  • 「みんなはちゃんと行ってるのに」と自分を責める
  • 休む連絡の文面を完璧に整えようとする

今日の選択肢、4段階

「行く」と「行かない」の間には、もっと選択肢があります。

  1. そのまま定時に行く

    軽症のとき

    体が動くなら、これが一番話が早いです。ただし、無理は禁物。途中でつらくなったら早退していい、と頭に置いてから出る。

  2. 少し遅れて行く / 保健室に直行

    中等度のとき

    「体調が悪いので、少し遅れます」と一言入れて、ゆっくり登校。保健室にまず行く、というのも立派な選択です。授業に出られないだけで、学校には行ったことになります。

  3. 午前 / 午後だけ行く

    重めのとき

    フルで居るのが無理でも、半日なら持つ、ということがあります。「保健室で過ごす」「給食まで」のように、ゴールを近くに設定する。

  4. 1日休む

    無理しないとき

    「体調不良で、本日はお休みします」だけで、連絡として成立します。理由を細かく書く必要はありません。

親に話せないとき

「学校に行きたくない」と親に言葉にできない人は、たくさんいます。怒られそうで言えない、心配かけたくない、理由を聞かれても答えられない、など。

そのときは、いきなり全部話さなくていいです。最初の一言は、いま言える範囲で十分。

親に言えない場合、保健室の先生・スクールカウンセラー・チャイルドラインなど、ほかの大人に話す道もあります。

今日、やらなくていいこと

  • 「不登校になるかも」を、いま結論を出す
  • 休んだことを、自分で責める
  • 休んでいる時間に、勉強の遅れを取り戻す
  • SNSや友達への返信

休む日は、休むためにある日です。

相談したほうがいいサイン

まず、保健室の先生、スクールカウンセラー、信頼できる家族や親戚に話してみる。それが難しい場合は、相談窓口のチャイルドライン(18歳まで・無料)に電話することもできます。