この記事の要点
- 休む = サボり/甘え、ではない。むしろ続けるための投資
- 1日休む・半休・数日・休職、と段階を分けて考える
- 「辞めるか」は今日決めない、まず動ける状態に戻る
休む
続けるための選択
4段階
一気に決めない
今日
今日のことだけ
いま、決めなくていい
「もう仕事に行けない」と感じたとき、頭の中では「辞めるしかない」「全部終わりだ」のような極端な結論が浮かびがちです。でも、それは不安の影響を強く受けた状態の自分が出している結論で、信頼度はかなり低いです。
いまやることは、辞めるかどうかを決めることではなく、今日と明日を、回復するためにどう使うかを決めることだけ。
大きな決断は、頭が動く状態に戻ってから。
「休めない」の構造
休むのが怖いとき、頭の中ではこんな声が鳴っています。
- 「同僚に迷惑がかかる」
- 「評価が下がる」
- 「サボりだと思われる」
- 「休んだら、もう戻れない気がする」
全部、もっともです。ただ、これらと天秤にかけるべきもう一方の側を、忘れていることがあります。
やらない方がいいこと
- 「明日にはきっと元気になる」と気合いを入れる
- 休む理由を細かく説明しようとする
- 休む決断を、SNS や匿名掲示板で相談する
- 転職サイトを、衝動的に登録する
- 家族や恋人に責任を負わせるように相談する
休む選択の、4段階
「休む」と一言で言っても、強さがあります。軽い方から順に。
今日1日だけ休む
一番軽い
「体調不良で、本日お休みします」だけ。理由を盛らない。詳細を聞かれても「お腹の調子が良くなくて」程度でOK。これで職場が崩壊することは、絶対にありません。
数日(2〜3日)休む
少し重め
翌日も無理そうなら、無理せず連続で休みます。「数日、体調を見させてください」と伝える。早めに伝えるほど、職場側も準備できる。
有給で1〜2週間休む
リセット用
限界が近いとき、内科や心療内科で診断書をもらって、有給+病気休暇で1〜2週間まとめて休む。これでかなり回復します。「診断書をもらうと記録に残る」は、想像ほど大きな問題にはなりません。
休職する
本格的に立て直す
医師の判断のもと、休職制度を使う。傷病手当金も使えます。受診ガイドを見てから、まずは病院に行く。
休む連絡を、どう書くか
完璧な文面を作ろうとすると、書けなくなります。短くていいです。
書けないときは、書き出しツールで一度全文を出してみると整理できます。送る前に整える。
休んだ日、やらなくていいこと
- 「サボった」と自分を評価する
- 溜まったメールを処理する
- 「もう一度がんばろう」と気合いを入れる
- SNSを見て元気な他人と比較する
- これからの働き方を、いま考える
休む日は、休むためにある日です。回復が仕事です。
相談したほうがいいサイン
心療内科や産業医に相談する目安です。受診ガイドに持っていくと良いもの・聞かれることをまとめています。いますぐ話したいときは相談窓口へ。