この記事の要点
- 「自分を好きになる」をゴールにしない。少し弱めるだけで十分
- 「嫌い」は習慣的な思考のクセ。すぐには消えない、それは普通
- 気づくこと自体が、距離を取る最初の一歩
弱める
好きにならなくていい
気づく
第一歩
月単位
変わるペース
ゴールを「好き」にしない
「自分が嫌い」という感覚があるとき、それを解決しようとして「自分を好きになる」をゴールにしがちですが、これがかなり厳しいゴールです。長く「嫌い」が続いた人ほど、「好き」にいきなり振れるのは難しい。
現実的なゴールは、
「嫌い」を、少し弱める。今日が回れば、それで十分。
好きにならなくても、嫌いさが少し下がれば、生活はずっと楽になります。
「自分が嫌い」が生まれる仕組み
自分を嫌いになる原因は、人それぞれです。ただ、共通して見られる構造があります。
- 他人と比較する習慣: SNS、職場、学校、家族など、比較の対象が多い環境にいると、嫌いさは育ちやすい。
- 過去の失敗を、何度も思い出す: 一度の出来事が、「自分はダメ」というラベルに変換されている。
- 「こうあるべき」が強い: 自分にも他人にも理想を強く要求すると、満たせない自分が嫌になる。
- 子どもの頃、否定された経験が長い: 親や先生の言葉が、自分の中の「内なる声」になっていることがある。
つまり、自分を嫌いになるのは性格の問題ではなく、長く繰り返してきた思考の癖である可能性が高い。癖は、すぐには変わりません。
やらない方がいいこと
- 「自分を好きにならなきゃ」と気合いを入れる
- 自己肯定感の本を一気に読む
- 「ポジティブシンキング」を真似する(逆効果のことがある)
- 「他の人はもっと辛い」と自分を黙らせる
少しだけ、弱める手順
全部やらなくて大丈夫。1つだけ選んで、3週間試してみる。
責めている自分に、気づく
第一歩
「あ、いま自分を責めてる」と心の中でつぶやくだけ。気づければOK、止めなくていい。これだけで、自分と「自分を責める声」の間に、少し距離ができます。
親友なら、何と言うかを考える
視点の変換
同じ状況で親友が落ち込んでいたら、自分は何と言うか?その言葉を、自分自身に向けてみる。多くの場合、自分は自分にだけ、異常に厳しいことに気づきます。
今日できたことを、1つだけ書く
積み重ね
ハードルを下げる。「水を飲んだ」「外に出た」「歯を磨いた」レベルでOK。3週間続けると、自分への評価の仕方が少しだけ変わってきます。
別の言葉を、置いてみる
「自分が嫌い」とラベルを貼ると、その日の自分の動きが全部「嫌い」に染まってしまいます。少し別の言葉に置き換えるだけで、見え方が変わることがあります。
これは、ごまかしではありません。自分の状態を、よりフラットに記述してみるだけ。フラットになると、対処もしやすくなります。
今日、やらなくていいこと
- 自分の長所を10個書く(できない日に逆効果)
- 過去の自分を反省する
- SNSで、ハッピーな他人を見る
- 「自己肯定感」を測定するテスト