この記事の要点

  • ニュースで疲れるのは、感受性が高い証拠であって、弱さではない
  • 見ないことに、罪悪感を感じる必要はない
  • 摂取量と種類を、自分でコントロールできる

意識的に絞る

種類

重いものを避ける

罪悪感

持たなくていい

なぜニュースで、疲れるのか

現代のニュースは、人間が処理できる量を、はるかに超えています。

  • 世界中の悲しい出来事が、リアルタイムで届く
  • 「あなたに関係ある」と感じさせる演出が多い
  • SNSのコメント欄で、攻撃的な言葉に触れる
  • 同じ事件の続報が、繰り返し流れる

脳は、目の前で起きていることと、画面で見ていることを完全には区別できません。だからニュースで疲れるのは、生理的に当然。あなたの感受性が高いから疲れるのであって、弱いから疲れるのではありません。

「見ない」ことへの、罪悪感

「ニュースを見ないと、社会人として失格」「無関心になるのが怖い」と感じる人が多いです。けれど、冷静に考えると:

  • あなたが見ても、見なくても、事件や災害の現実は変わらない
  • 関心と、24時間追い続けることは、別物
  • 本当に重要なニュースは、自然に耳に入る
  • あなたが安定している方が、近くの人を助けられる
見ないことは、無関心ではなく、自分を守るための選択。

やらない方がいいこと

  • 朝起きてすぐ、寝る直前にニュースを見る
  • 同じ事件の続報を、何度もリロードする
  • ニュースのコメント欄を、わざわざ読む
  • SNSで「○○について語る」アカウントをフォローしすぎる

摂取量を減らす、3つの工夫

  1. 時間帯を、決める

    例: 昼休みの10分だけ

    ニュースを見る時間を、1日のどこか1ブロックに絞る。タイマーをかけてもいい。区切ったあとは見ない。

  2. プッシュ通知を、全部オフ

    向こうから来させない

    ニュースアプリの通知を全部オフ。「速報」も切る。本当に重要な事案は、別の経路でも届きます。

  3. 重いジャンルを、ミュート

    種類を絞る

    戦争、災害、事件など、特に揺さぶられるジャンルを、SNS のミュートワードに登録する。完全に断たなくても、量が減るだけで楽になります。

感受性が高い、と感じる人へ

災害や事件のニュースで強く動揺する、当事者でないのに泣けてくる、夜眠れなくなる。これらは感受性が高いことの自然な反応です(HSP的な性質を持つ人、共感性が強い人)。

感受性は、人間として大事な性質です。ただ、その性質を保つためには、意識的に情報摂取量をコントロールする必要があります。「全部受け止めなきゃ」という義務感は、捨ててOKです。

やらなくていいこと

  • 「ニュース断ち」を完璧にやる
  • SNSで「○○について意見」を表明する
  • 事件・災害の詳細を、自分の中で完全に理解する
  • 「ニュースを見ない自分」を、責める

相談したほうがいいサイン

こうした症状が続くなら、心療内科に相談する目安です。報道による二次的トラウマ反応として扱われることもあります。受診ガイドを参考に。